半分になっちゃった心は

なにもそれを埋めることはできない

友の中に入っても

酒を飲んでも

女にかまけても

すべてが色あせ

心の半分を持って行った悪魔を

恐れながら、かつ魅了されながら

ただふらふらと追いかけてゆくだけ

みじめで

もし、人間の心が

生まれた時から半分だったらよかったのに

なぜか人間は、好んで半分を悪魔に奪わせ

そして、それをまた奪い返そうとする

しかし、奪われたものはもう戻ってこない

それでも、また半分奪わせるのだ

奪った悪魔をつかまえたい

奪った悪魔をこらしめたい

そうして人間は復権してきたのかもしれない