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◆四つの小曲集 op.32

1 スケルツォ

飛び跳ねるように開始される。逆符点が多用され、主題の終わりには2連符に変化したりする。デームスレベルのピアノでないと聞くに耐えない曲になってしまうのではないか?それほど、このリズムを維持するのは難しいだろう。デームスはまさに難なく口笛を吹くみたい。天才ですな。

2 ジーグ

ジーグって、ポリフォニーの形態の一つだったような。さっきの逆符点がしつこく出て来るが、ジーグでは完全にタブーを犯していることになるだろう。まあ、それがシューマン・クオリティだ。デームスの上手さがまた光る。

3 ロマンツェ

シューマンらしい、短調の覚えやすいメロディだ。中間部は長調に転じ、夢見心地の音楽になる。ここの和声進行は今のポップスにも使われるようなモダンさがあり、シューマンという作曲家の特質を考える瞬間ではある。

4 フゲッタ

フゲッタってなんだ?まいいか(←いいんかい!)フーガみたいなもんか?もし違ってたらごめんなさい。「ぶってよフゲッタ!」(!?)。

ポツポツと寂しそうに始まり終わる。なんじゃこりゃ?

短い曲って嫌いだな。本もそう。マラソンもそうだね。「体験」にならないんだよ。ブルックナーの音楽を受難と仮定するのなら、チェリの解釈は最高の「体験」になる(チェリのブルックナーは最高だ)。「ダヴィッド」くらい小曲が続けばまた色んなコンセプチュアルな光り方をするのだけろうれど。

今回は自分的にはいまひとつでした。

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