雨が降っちょります。よって夜のランニングは無しでございます。なんかこういうの、儲けた感じがするね。まぁタイガー・ウッズは「僕には雨の日はない」って言ってたけど。

ベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタを聴いています。まともに聴くのはこれが初めてかも知れません。演奏はもちろんバックハウス。

うーん、良く分からない(笑)。前の28番は非常に叙情的で美しいんだけれど、これはただ長い感じかな?ワルトシュタイン・ソナタのような、あれよあれよという楽想の変化もないし。

自分の経験と照らし合わせるのもナニですが、構えてしまうと、意外と良いものって出来ないんだよね。第1楽章の主題からして「これからすごく壮大な音楽の扉が開きますよ」という感じで、なんだかワザトラシイ。

同じ理由で頭にカデンツァを置いた「皇帝」も作為的で好きじゃない。所詮は一過性のアイディア。チャイコフスキーやシベリウスはキチンとその欠点を是正して、それぞれの協奏曲に活かしているのを見ると、やはりそうなんだ。

同じくティンパニで始まるヴァイオリン協奏曲もあまり好きじゃない。でも、あの「書き飛ばし感」は壮快だね。だから愛されているんだと思う。人間も作品も欠点がある方が愛されるのだよ。

けれど、ハンマークラヴィーア・ソナタは違う。立派。だけど、面白くない。これはシンドイ。

でも、第3楽章の崇高な気分や、第4楽章の力強いフーガなど印象に残る。こういうのを聴くと第28番と兄弟曲だというのが良く分かる。

結局何度も聞いてしまった。そして段々印象が良くなって来た。もっと良く聞いてみたい。