夢に前述の保険のオバちゃんが出て来た。何もしていないのに、いきなり20,500円を請求されて「フザケンナ」と俺が本社ビルに乗り込む夢。相当叫んだので、多分実際にもうなっていたに違いない。喉が渇いた。

と思うと、父親が僕にプレゼントするために隠していたソプラノ・サックスを見つけて吹いてしまうなんて夢を見た。

でも、僕のサックスはサブで、メインは妹へのコルネットのプレゼントだったので、妹には内緒にするように釘を刺された。

口外しない代わりに、そのコルネットを見せてもらう。ヤマハの正規品の最新モデルと言うことで買わされたらしいが、何とも変な形だった。表面は艶消しが施され、安物のプラスチックのようにも見える。ピストンはマウスピースの直前にあり、マウスピースは取り外し不可だった。

明らかに真っ当な品じゃないと思った。妹がこんなので喜ぶとは思えない。でも父親は早く妹の喜ぶ顔見たいといわんばかりだ。

これは目が覚めている時の話。妹が小学校三年生の時に「かかとが電気で光る靴」というのを両親からプレゼントされるのを目撃した。これを履いて学校に行く妹を不憫に思い、僕は激しく反発した。反発すればするほど妹が惨めになるだけなのに。

親の愛情というのは、みっともなく情けないものになる宿命なのだろうか。この恥を背負いながら生き続けるのは、僕には耐えられそうもない。