2010年12月


Clifford Brown and Max Roach: RemasteredClifford Brown and Max Roach: Remastered
アーティスト:Clifford Brown
Polygram Records(2000-02-29)
販売元:Amazon.co.jp
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最近、音楽も意味を持たなくなった。(聞く方。作る方はとりあえずやっている)

でも、ふとした隙に、心が音楽を欲している時がある。それが何かは全然分からない。でもその瞬間を逃さずに、心にできるだけ適した音楽を放り込んであげることをしている。水やりをするタイミングが決まっている植物のように。

最近よく聞いているのが、クリフォード・ブラウン。彼は25歳で夭折した、ジャズ・トランペッターである。

僕は、彼の演奏をそれなりに愛聴してきて、ソロなんかも大体覚えているけれど、だからと言って、彼がもし仮にトランペットを吹いていなかったとしても、それほど困らないのではないかと思う。ついに表れなかったトランペットの天才に思いをはせるほど、昔のジャズ界は才能に不自由していなかったはずだろうから。

でも、僕も歳も自然と歳をとって、彼とどんどん歳が離れ、後輩になってゆくにしたがって、感じ方が変わってきた。

分かった。「25年という短い人生で、ここまでの偉業を打ち立てたというのはすごいことだったのだな」と言いたいのだな、と思われるだろうが、そうじゃない。

彼が残した録音には、ジャズに全力投球した姿しか残されていない。態度の訂正や、心境の変化などというものが全くない。

人間は生きている限り、さまざまな心の変化が起こる。それが、彼にいつ起こる予定だったのかは分からないけれど、それが起こる前に、彼は命を絶たれてしまった。普通は誰にでも起こりうる、そういうものがない状態で、彼の演奏、というか生き様は残されてしまっている。

とても特殊で非人間的な遺産である。

自分の弱さを思い知り、運命に苛まれ、人生の意味が二転三転するようになってしまった僕は、たとえ「非人間的」なものであろうとも、彼の強さに惹かれるようになっていったのだと思う。

「とりあえず、あんた(クリフォード・ブラウン)はそこで止まってるんだよな。あんたが長生きしたらたぶんこの『強さ』は『弱さ』にみなされるだろうよ。けれど、そんなあり得ない『強さ』が欲しいよ」

僕はこの歳まで足を踏み入れてしまったので、苦しみながら生き抜いてゆくしかないんだろう。そこに「強さ」という褒め言葉はどこにも見当たらない。

書くこと本当にないんだけど…。

そうそう、このページの端っこにいる豆三郎君(ブログペット)が2010年12月15日でご臨終(サービス終了)になるそうです。長い間わけのわからない投稿ありがとう。

特に興味がそそられることもない枯れた昨今ですが、たまにのぞいているちょっと今話題になっているサイトがありまして、そこにこんなことが書かれてました。

「人は気合いと勇気と根性の3つを揃えて初めて前に進める」

これだけ取り出しても、何がなんやらわからないと思うですけれど、エントリーを読んでいって、この文章に当たった時に、ちょっとジーンときましてね。

どれも似たような言葉だけれど、少しずつ違う。

「気合い」…理屈は通らないのかもしれないけれど決起すること。
「勇気」…見えない場所や未来に飛び込んでゆくこと。
「根性」…その行動を持続させること。

そんな風に考えた。

前に進むって、一つの動作のようでいて、実は連続性がないと「進んでる」ことにはならないからね。「一歩踏み出す」とは違うんだから。

教えられたよね。

星野哲郎 船村徹オリジナル作品集
アーティスト:森若里子
徳間ジャパンコミュニケーションズ(1994-01-25)
販売元:Amazon.co.jp
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2010年11月15日、作詞家の星野哲郎さんが亡くなった。

「歌の詩」で、ここまでの情感を盛り込むことができるだということを教えてくれた。

そして、星野さんの詩は、詩だけでもちろん成立しうるものだと思うけれども、その詩の基本的な背景色を「旋律」に100%ゆだねている気がする。それを決定するのは作曲者である。そこが凡百の作詞家と異なるところだ。だから、あくまで「歌の詩」の範囲を飛び越えない。どんな作曲者と組んでも、詩は曲に、曲は詩に溶け込んでいる。

星野哲郎さんが成功した立役者の筆頭が船村徹センセだということは周知の事実である。それなのに、この二人の作品でまとめられた作品というのはそう多くない。「風雪ながれ旅」「兄弟船」「みだれ髪」…こう続いてしまってはシングルで特大ホームランしか期待しないのも無理はないけれど…。

上記の森若里子さんのアルバムは、その数少ない作品の一枚。カバーではなくて、全部オリジナル作品。すべての曲が、珠玉の名曲と呼べるもので、酔っ払いながら黙って聞いている分はいいが、腰を据えて聞くと戦慄が走る。

「昭和の残り香」というような森若さんの歌声が、昭和の巨星の挽歌にふさわしい。



4か月ぶりの新曲です。ずいぶん間が空いたなぁ。この間に引っ越しとか、教室とかもろもろあったからなぁ。

詩は、ピアプロより機械人さん(http://piapro.jp/machine5)です。

最後まで聞いていただけると、この曲の意味がわかるのですが、それにネットの人たちは耐えられるのでしょうか。というか、こういう曲最後まで聞かなきゃいけない曲っての時流に合ってないですよね。まあいいですが。

とにかく、詩を見た瞬間に、ほとんど頭の中では完成していました。なのに4カ月…。早く仕上げたかったです。やっと終わりました。

ほとんど新しい環境で作りました。まずは、きちんとスピーカーでモニターができるようになったので、mixなんかにもまともにできたような気がします。

あと、シンセサイザーはほぼmotif-rack esを使っています。これが、なかなか他のソフトシンセと相性が悪く(もちろん初音ミクも)(firewireじゃないからかな?)苦戦しましたが、手なずける方法も発見しました。ガッと耳をとらえるような特徴的な音はないですが、長く使ってるとその良さがしみじみと分かってきました。これからも使って行こうと思います。drumsはsession drummer3です。そうそう、sonarも8.5にアップグレードしたのを使っているのです。そこまで差はないけどね。

そんなところでしょうか。あと、VOCALOID作品に特化していたブログ「ryo-ta's home edition」は近日閉鎖します。自分の歌と、VOCALOIDは切り分けなくてはいけないと考えていたのですが、最近ラジオで、その二つが普通に共存し始めて、だんだんそういう必要性も感じなくなってきました。

個人的なことですが、今、私は介護福祉系の仕事に就こうと思い、資格を取得しました。この曲はそういうテーマも感じられます。全く意識はしてませんでしたが。

自分へのこれからの就職活動へのはなむけにもなったような気がします。がんばろう。

MP3もいつものようにピアプロ等にあります。DLして楽しんでいただければ幸いです。

では

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