2008年10月

◆おいらがまとめた分かり易さ第一のあらすじ◆

アメリカ開拓時代の酒場、若き女将ミニーの惚れた異邦人ジョンソンが、実はお尋ね者の盗賊で、捕まり、みんな「処刑だ」と叫ぶが、ミニーがジョンソンを愛したいきさつを語り、2人で故郷をさって行く。お終い。


これは素晴らしい感動作です。第2幕が特に素晴らしいと感じました。ミニーとお尋ね者ジョンソンがしばらく出ずっぱりなんですが、最初はさぐるように、そして最後には燃え上がるような二重唱になります。ワルキューレの第1幕を彷彿させます。

第2幕は他にも面白いところがあって、まるでボォーン=ウィリアムズの「ノースなんとかラプソディ」に類似した旋律が出て来るところです。オーケストレーションも似てる気がします。これがプッチーニの考えた「異国情緒」でしょうか。

第1幕もヴェルディばりの合唱がイカしてますし、第3幕の最後、全く盛り上がらずにスッと終わる。「シェ〜ーーン!」みたいにならないところに、プッチーニの先進性と品格を感じるのです。

ブラボーに子供の声が交じるのに文化の厚さを感じました(笑)

事後報告となるのですが、昨日、浦安市民まつりでFM浦安が主催するライブに参加して参りました(事後報告だめじゃん)。

広い会場はやっぱり気持ちいいなぁ。お客様いじりに反応してくれた暖かい方ばかりでした、ありがとう〜。

今日のライブ、WEBで聞ければいいんだけどなぁ。FM浦安は83.6MHz。

ゴッパルちゃん、ファイヤーダンスさん、天瀬まゆさん、黒木真理ちゃん、ミッフィーさん、エコギャングさん、喜劇王と弱つよむ、びぃち坊や君、片山海苔子さん、そして北村局長、みんなありがとうございました。

◆伊藤龍太

1 好きな名前
2 クッキー
3 さよなら黄色い銀杏並木道

◆弱つよむ with 伊藤龍太

1 整形ブギ
2 おやじの歌
3 もめごとおばさん

◆局長バンド(北村局長、弱つよむ、伊藤龍太、びぃち坊や)

1 君の翼
2 LOVE FOR ALL

◆はじめての3分ハッキング/KAZU

最近読書家。でもこれを読書としていいのか…。

さすがに内容は古いけどためになった。ちょっとそういうコミュニティは必要以上にピリピリしてたんだなぁという印象はあった。

今は素人常時接続のご時世、底辺は容易にハッキングされる環境になったんじゃないかな〜。でも、素人のマシンをハッキングしてもしがいがないか。一流企業は鉄壁だろうし。つまり、ここでも格差社会ってことネ。

今日はプッチーニはおやすみなんで、明日来て下さい。

正直言います。



このオペラ、面白いと思いません。平板な印象です。

「マノン・レスコー」〜「ボエーム」が創造力のピークだったのでしょうか?これから「西部の娘」や「三部作」を聞いて行きますが、楽しみです。

本当に書くのがつらい。別に金をもらってる仕事じゃないので、ここでペンを置くことにします。

201b142b.jpg蝶々夫人は長いので二つに分けます。

◆オイラが分かり易さ第一にまとめた粗筋◆

15歳の長崎の芸者、蝶々夫人はピンカートンというアメリカの海軍士官と結婚するが、ピンカートンは所詮は現地妻、遊びのつもり。

3年後、二人の間に出来た子を引き取るために本当の奥さん、ケートと来日。それを知った蝶々夫人は失望し自害する。おしまい。



僕は「ボエーム」からプッチーニに入門したのですが、「蝶々夫人」に初めて触れたときには少々戸惑いを覚えました。どうも、いつもプッチーニと様子が違うと感じました。なんかオケが薄い気がしたのです。

テキストの日本文化の描写は滑稽なところもありますが、底流する思想や価値観の理解はなかなかと思います。ピンカートンを一途に待つ蝶々さん、「生き恥」よりも「死」を選ぶ蝶々さん。

プッチーニにこの蝶々さんの行動は理解出来たのでしょうか。多分テキストそのまま信頼したのでしょう。ケートと親権を争わせたり、ピンカートンを刺し殺したり、改変を加えなかったプッチーニにブラボーです。

というか、プッチーニは「ネタそのまんま」という無反省な部分が目に付きます。「ボエーム」だって、もとはレオンカバッロが提案したテキストだったわけだし、「マノン・レスコー」もマスネの「マノン」の便乗作品です。本当に悪気はないのでしょう。「蝶々夫人」もひどいテキストでも平気で作曲していたのではないでしょうか。ロングの原作がしっかりしたものでよかったです。

今日は内容だけ。

24d67e6e.jpg「ボエーム」はとても聞く気になれないので、すっとばして「トスカ」を。

◆オイラが分かり易さ第一にまとめた粗筋◆

脱獄してきたアンジェロッティ(男)と画家カバラドッシ(男)は旧友の仲、アンジェロッティを逃がしてやると約束し、取りあえず隠させる。

そこにカバラドッシの女、歌手のトスカ登場、絵のモデルに嫉妬したり「別荘行きたいんだけど」とか、その気性の荒さを存分に客にアピールし帰る。カバラドッシとアンジェロッティも去る。

そこへ警視総監スカルピアがアンジェロッティを探しに来、そこにトスカも現われる。トスカの嫉妬深さを大いにあおり、カバラドッシの元に向かわせ、その後を尾行。

で、カバラドッシ捕まるが、アンジェロッティの居場所は断固黙秘。しかし、その拷問の声に耐え兼ね、トスカが居場所を割る。スカルピアはカバラドッシの投獄を命じる。トスカがカバラドッシの助命を懇願すると、スカルピア、トスカの体との交換条件を提示。トスカ、抱かれると見せかけ、スカルピアを刺し殺す。

カバラドッシは銃殺刑ということになっていたが、トスカがアンジェロッティに「空砲」を約束させていた。しかし実際は玉が込められており、カバラドッシは絶命する。トスカは「スカルピア、あの世で」と叫び、投身する。おしまい。



「トスカ」を聞いている間、ヴェルディの「マクベス」をずっと思い浮かべていました。劇の進行優先に音楽が書かれているところが共通している気がします。プッチーニの甘さはかなり控え目です。ちょっと物足りない気もしました。

「トスカ」といえば、マリア・カラスの十八番ですよね。でもレオンタイン・プライスも全然素晴らしいです。というか孤軍奮闘という感じでしょうか。どーも、他のキャストがいまいちのような気がします。

このCD、ずっとショルティが振っていると思ったのですが、メータでした。メータという指揮者は初めて聞きますが、このCDに関しては余り特筆するものはありません。でも、繰り返しに耐える音楽作りかも知れません。とにかく冷静な音楽作りです。

ところで、トスカが歌手である必要性って余りないような気がするんですが、どうなんでしょう??

b798ec85.jpg順番通り「マノン・レスコー」を、でも前に取り上げたな。まいいや。

しかし、「エドガール」にくらべ、なんと魅力的なんだろう。オケは充実し、旋律はさらに叙情豊かに。

◆オイラが分かり易さ第一にまとめた粗筋◆

学生のデ・グリュー、俺好みの美人はいねーかなーと思ったら現われたマノンに一目ぼれ。

しかしエロ男爵ジェロンテも目をつけ、駆落ち用の馬車も用意したが、逆にそれでデ・グリューとマノンに駆落ちされちゃう。間抜け。

が、いろいろあったらしく結局、マノン、ジェロンテの愛人に。しかし、デ・グリューが現われ二人の愛が再燃。嫉妬に狂ったジェロンテが警察に通報、マノン宝石に気を取られ、逃げ遅れ捕まる(民事不介入では?)。

売春罪でアメリカに流刑が決まり、移民船に乗せられるマノンに掛けより、ともにアメリカへ。

しかし、またなんか、マノンの問題行動とかいろいろあったらしく、ニューオリンズの砂漠。もう死期が近いと悟ったマノンはデ・グリューへの愛を告げ息絶える。おしまい。

実にオペラ的な題材ですよね。

第2幕の有名なアリアは「柔らかなレースの中で」ですが、デ・グリューとマノンが再会した時の二重唱も素晴らしい。ワーグナーの「愛の死」と同じ、半音ずつ調が下がって行く和声進行がスリリングです。

この類似はどうなんでしょう、真実の愛に目覚めた、もしくは、結局は肉体目的でしかないものだ、ないしは、マノンの死を臭わせている?どうなんでしょう、プッチーニ的にワーグナーはどう思ってたんでしょうかね。パロディとも本気とも取れるのです。まあ、プッチーニ、ワーグナー、両方味わえる、お得な2重唱です。

第3幕への間奏曲も美しいですですね。いやぁ、プッチーニって本当に甘味な音楽が書ける人ですよね。

でも、やっぱり鍵は第4幕でしょうか。

シューベルトの「冬の旅」の中の「ライアー回し」のような、本当の意味で、音楽の表現力が問われる、難しい幕だと思います。シノポリは結局、理屈で説明が付かないものは理解できないのでしょう。村上春樹が海外のシノポリのコンサートでバシバシ途中退席して行く聴衆を目の当たりにしたそうですが、まぁさもありなんですね。

マゼールは前も書きましたが、ムード満点ですごくいいですよ。思わず泣けて来ます。こんなバカ女なのに、なんでこんなに愛しいんだろう、そんな男の弱さがひしひし伝わって来ます。

デ・グリューが水を探しに去ったあと、音楽だけがめんめんとデ・グリューのマノンをたたえるアリア「なんと素晴らしい美人」を奏します。マノンはデ・グリューと初めて出会った時のことでも思い出してるんでしょうか。

乾いたスネアの3連符は葬送行進曲を思わせマノン死期が近いことを暗示します。ここもワーグナーの影響なんでしょうかね。

マノンのニーナ・ラウティオはレターナ・スコットに似てます。ちょっと踏み外すくらいの思い切った歌唱がクッと響きます。デ・グリューのペーター・ドヴォルスキーも一直線な若さに任せたような性格のデ・グリューに合っている気がしました。

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