2008年02月

7c7da8f8.jpg今日はシューマンはおやすみ。今朝紹介しました、バリサク版、無伴奏チェロ組曲をご紹介。ただし、思い切り個人的にやりたいと思う。発売以来、HMVでクラシック・ランキング上位をキープしているらしい。ジャケが割りと好みだ。

◆バッハ:無伴奏チェロ組曲(バリトン・サックス)

僕は高校生の時にバリサクを吹いていたのだよ。しかも、ファゴットやチューバのパートをも受け持つという、かなりチャンポンな役割を担っていたが、音楽の仕組みや面白さをそこで学んだと言っても過言ではない。

別に恨んじゃいないが、ウチの部活はかなりやる気がなかった。練習している人は、僕以外いなかった。このCDを聞いた時に、その孤独だった練習風景を思い出し、胸が痛くなった。

このCDの録音は、わりに近いマイクで録られているようで、タンポがパタパタ鳴る音や、ブレス、リードが震えるまでの「フッ」という音にならぬ音までがよく聞こえ、まるで自分が吹いているような錯覚に陥る。

僕は無伴奏チェロ組曲に対して、なにも知識もないし、聞いた経験もないといって差し支えないだろう。けれど第1番の1曲目は知っていた。実を言うと、僕はこの曲をバリトンサックスで練習しようと、楽譜を探したことがある。バリトンサックスにピッタリだと当時から確信していた。しかし第6番しか見つからなく、あえなく断念した。

このCDを聞いた時に、やっぱり第6番でもいいから、練習しておけば、どんなに豊かな音楽経験になっただろうかと、残念に思った。想像した通り、バリトンサックスの深い音色はこの曲集にドンピシャリでハマっている。

バリトンサックスを聞いたことのない人は、この面白い音色を聞くだけでも十分楽しいと思うし、また、サックスという楽器の有する表現力に驚かれると思う。チェロと違い、ブレスを必要とする管楽器であることが、音楽になだらかな峰を形作り、親しみやすいバッハを聞かせてくれる。

ヘッドフォンを嫌う人は多いだろうが、このCDはヘッドフォンでも聞いてもらいたいと思う。演奏とは不思議なものだ。数メートル先では「音楽」になるものが、楽器を操作している至近距離では、それはまだ「カオス」でしかない。それを、バリトンサックスの、ちょっとデカめな楽器操作音を聞き、感じ取って欲しい。いや、むしろ、楽器操作音だけに耳を澄ましてみてくれ。この「運動」なくしては「音楽」にならないのだという、不思議な、不思議な、芸術、音楽を感じてくれ。

このCDを聞いてると、サックスがまた吹きたくなってくる。そして、また単なる「運動」に興じたくなってくる。それがまずは快感だった、高校生のオレ。今、ランニングに興じてるのも、もしかしたら通じるものがあるのかもしれない。

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◆世界のなかの日本/司馬遼太郎、ドナルド・キーン

引き続き面白い。喩えが古いが、読み替えれば十分通じる。司馬遼太郎の日本史の憶測を許されるのが日本人であると言う事なのかもしれない。

めんどくさい。



朝HMVから荷物が。バリトンサックスの「無伴奏チェロ組曲」(ブリリアント・クラシック)。ワタシ実はバリサク奏者だったのだよ。僕は同曲に親しみがないけれど、これなら楽しめそうだ。ただ音色を聞いているだけかもしれないけど。ムードに流されない誤魔化しできない録音がまたいいい。「まずいとこ」が意外に「おいしいとこ」って演奏でもないかな。

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部屋がキレイだ、ご飯がウマい。寒さが実にしぶといね。

◆交響的練習曲 op.13

テーマ・・・タイトルから、いきなりバリバリの重厚主題を想像したが、なんか、至ってゆっくりとロマンチックなメロディだな。シューマンなんか、タイトルで損してるな。名曲の予感。

第1変奏・・・リズムがまず性格付けされる。馬のような躍動感がある。

第2変奏・・・結構大胆にメロディの性格が変わる。左手のガテン系6連符がシューマンらしくて気持ちいい(←あぁ毒されてきた)。

第3変奏・・・素敵じゃん!素敵じゃん!!左手が8連符になる。雪が舞っているような軽やかさ。たぶんデームスのこの曲に対する共感度がSPEED、じゃなくてMAXなんだと勝手に思ったりしている。

第4変奏・・・ズンズンという、ド4拍子。

第5変奏・・・右手左手が呼応する。

第6変奏・・・面白いリズムだ。8分音符が8つ並んでて、その4と8にアクセントが来る。この曲はシューマンのリズムの実験劇場なのかも。

第7変奏・・・これも面白い。上記の音符並びで、1と2にアクセントが来る。もうすこしでレゲエの発祥の地になれた。残念。ちなみに、この変奏から音質が変わる。

第8変奏・・・装飾的な3連譜が印象的で、なんとなく「熱情」の第2楽章を思い出す。和音付けもナウく、ショスタコのプレリュードにも通じる響きを感じる。

第9変奏・・・シューマンらしいなぁと思う。これは目新しさがないかな。

第10変奏・・・左手が忙しなくうごく。主役は左手だろう。

第11変奏・・・雰囲気がガラッと変わる。暗いような明るいような不思議なメロディに、ハケで淡く引いた水彩のような伴奏が印象的。

第12変奏・・・ラスト。「♪・♪♪♪」や「♪・♪♪・♪」や「♪♪⌒♪♪」や「♪♪♪♪」など多彩なリズムを使い分けている。でも、あまりその必然性を感じないといったらかわいそうだろうか。ちょっと偏執狂な部分を感じたりもする。今までの変奏を総括する感じではない。


やはりリズムの実験劇場だと思った。最初は良かったけれど、段々と「ん」と言った感じだ。ただ、おどろおどろしいタイトルとは裏腹に、親しみやすい曲だと思いました。

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部屋の掃除をした。気持ちい。なんかまた本が増えて来た。「売ろ」と目星を付けているのもたくさんある。「売られない本」「売られないCD」って何だろうとふと思ったりする。100円で売られる作家や音楽家にはなりたくないなとはよく考えいる。

◆パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 op.3


4 変ロ長調

減速する下降の半音階がバイオリンの奏法を彷彿させる。そこからテンポアップ。エキゾチックな旋律とリズムで駆け抜ける。


5 変ホ長調

前曲と似た様な「緩-急-緩」の形をとる。「緩」は上下の小鳥が互いに呼び合っているようなメロディ。「急」は短調に転じ、右手の旋回形のメロディが目立つ(←非情緒的表現)。


6 ト短調

激しい慟哭を感じさせる。といっても、デームスはあっさりめに弾いているので、あんまりだけど。いっちばーん最後の、終わると思いきや、「まだよ」と両手がいきなり上昇するところが、不気味でいーーっねっ!(←ちょっと古いな)。


全体として、弾く側は大変で、聞く方は軽い気持ちで聞ける、ポップな曲だと思いました。おしまい。


あれ、短いね。ではちょっと余談を。最近MP3デビューしたのですが、「聞くだろうな」と入れた曲をあまり聞いていないのですな。よく聞くベスト3は・・・


1 GReeeeN
2 落語
3 北欧クラシック


・・・です。GReeeeNが最高です(笑)。泣けますょ(爆)。チープなオケに四声コーラスが持ち味なのに、アルバム以降、制作費が増えたのか、やけにオケに厚みが出て、何となくピンとこないです。でもGReeeeNって誰なんだろう…。

しかし本当は走るために買ったのに、その結果が分からない。走り出したらまた聞く傾向が変わるかもしれない。今度は本田美奈子を入れようかなと思っています。筒美京平さんの滴るようなメロディに絡む本田さんの声が最高です。80'sオケがたまに情けなくなるけど。なぜ天は、彼女の命を優先的に選んだのか、本当に悔しい話です。

ところで本田美奈子/筒美さんの曲で「Oneway Generation」というのがあるけど、どういう意味なんだろか、ずーっと疑問だ。実は、このブログの名前を「ワンウェイ・ジェネレイションとは何か?」にしようと思っていた頃があった。


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◆パガニーニの奇想曲による6つの練習曲 op.3

今作曲中&ライブ準備にてしばらく記事が短めになるかも知れません。スイマセン。このタイトルの曲、前聞かなかったかなぁと思ったら別曲。これは作品3であり、前のは作品10。タイトルに「演奏会用」と付く付かないの違いがあリマシタ。

1 イ短調

イ短調の音階が上がったり下がったり。まあ、「作品10」より練習曲寄りに仕上げた、と言えば説明に格好が付くのだろうが、まあコンサート作品だろうな。ただ、練習曲というものをよりオマージュした感じは強いカモね。パガニーニ感は「作品10」により感じる。なんとなく、モシュコフスキーの練習曲を思い出した。定位がコロコロ変わるが、継ぎ剥ぎしてるのかな?それを差し引いても、デームスの弾きっぷりは、パガニーニという天才がいたという事を信じさせてくれるような弾きっぷりです。


2 ホ長調

牧歌的な右手のハーモニーが気持ち良い。二つの中間部があり、ともに練習曲とは思えないエグめの展開もあるけれど、練習曲の常套的なフレーズをうまくはめこんで一曲を作り上げている部分もあって、思わず顎鬚に手を当て「ほう」と関心してしまう(顎鬚、ないけど)。


3 ハ長調

音数は少なくシンプル。よってトリルが必然的に目立つ。ただ、ハ長調でも、和声進行はかなりエグっていて、これを練習曲とするのもいかがなモノか。「練習曲は指の訓練だけじゃないよ」と言いのかもしれない。ただ、平和な表情は悪くない。

続きはまた明日。もう眠いわ。

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朝も走らず。いや、起きてたんだけどね「まいっか」と。昨日のクラシックの更新も出来なくてスイマセンッした!!おかげで二日酔いもなくすっきりした朝デス(知らねーよ)。

様々な方から僕は「もっと苦労した方がいいよ」と見えるらしい。悲壮感を漂わせていないことが分かっただけ良しとする。

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